カウンター越しの恋は実るのか?

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こんにちは。ビジネス出版部のからまるです。

からまるの昔なじみがやっているバーがあるんです。そこで働いている若い娘さんに、あるお客さんが惚れ込んでいるという話を聞きました。冬に知り合って、それ以来ずっと彼はその娘さんに恋をしていて、かといってじっと黙っているわけではなく、会話も弾むしメール交換もしょっちゅうしているようなのですが、しかしなかなかその恋は実らないでいるのだとか。

バーのお客と従業員のカウンター越しの恋。日本中のすべてのバーで毎晩、見られる切ない光景なのかもしれません。

どうしてこんな話を書いたかといいますと。。

来週17日に刊行予定の『インフォコモンズ』(佐々木俊尚・著)に、米国で行われた面白い実験が紹介されています。はじめて出会う男性と女性を、一つのグループは普通に食事をしてもらい、もう一つのグループはお互いの部屋を15分だけ訪問してもらったのだそうです。どちらのグループがより相手に興味を抱いたか、わかります?

そう、お互いの部屋を訪問したほうでした。部屋のインテリアの感じ、本やCDの趣味が自分と近いという情報を得た人は、食事を共にしてお互いのことを面と向かって話すよりも、ずっと親密な感情を抱いたのだそうです。たしかに部屋を見ればどんな人なのか一目瞭然ですもんね。

この話を佐々木さんは、個別的な趣味や生き方のディテールが一致する人たちの無数のインフォコモンズ(情報共有圏)が、フラット化した情報空間のあとにたくさんできる、と展開しているのですが、さてバーのカウンターをはさんだ物理的距離を、相手に興味を抱くにじゅうぶんな情報共有圏で埋めることができるかどうか、お手並み拝見ですね。

 

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