タイトルを『目を覚ませ日本!』から『この国を作り変えよう』にした理由。

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こんにちは。ビジネス出版部のからまるです。

冨山和彦さん松本大さん『この国を作り変えよう』の対論が始まったのは、すでに5月も終わりの頃でした。下の写真は、その第一回の模様です。

冨山松本.jpgこの頃、この対論を「目を覚ませ日本!」プロジェクトと、からまるは勝手に銘打っていました。先日も書いたように、なんとなく時代が古い頃に戻っていく、閉塞感というと単純ですが、この眠っているような空気を、ゼロ世代のオピニオンリーダーよりももっと現場に精通している現場派のオピニオンリーダーとして叩き起こしてほしいという狙いからつけました。からまるは当然、この「目を覚ませ日本!」がタイトルになることを一度も疑わずに作業を進めたのです。

 

ところが。。

 

いざ本が校了直前まで進行し、表紙のデザインができあがって、以前にも書いた装幀会議という、デザインや使用する紙などの資材を吟味する会議の席に出したところ、意外にも深くて重い沈黙が訪れたのです。

 

あれ? なんで??

 

タイトルをつゆ疑わずに、それどころか「どうよ」と自信をもって出した案なのに、みんな言葉を呑み込んじゃったりして、何なの?

内心パニックを起こすからまる。そこへある人がぽそりと発言します。

 

「誰でも言えるな、これ」

 

そうか。たしかに。誰でも言える。選挙中の政治家なら誰でも言う。それくらい第三者的だ。二人が対論している意味を感じない。。。

その場で出てきた案は、そのときオビのメインコピーにあったもののアレンジ版。世代間の利害対立をストレートに煽るような案でしたが、しかしこれは著者お二人から絶対NGという返事でした。たしかに、社会的な責任が非常に大きい経営者としてさまざまな制約がある中で、相当思い切った発言を本にしただけでも本当に勇気ある行動だと思うがゆえに、いかにも出版社が考えつきそうな煽り系はふさわしくないな。そう思い当たり、また新たに模索してつけたタイトルが、『この国を作り変えよう 日本を再生させる10の提言』なのです。

じつはこの案、ある人からアドバイスをもらったものをアレンジしたのです。煮詰まって週末にうんうん考え込んでいたからまるにとっては、干天の慈雨のごときものでありました。

広辞苑を引くと、「つくりかえる」は通常、「作り替える」です。他のものを作って替える、というのが正しい日本語なのですが、でもこれじゃ、感じが出ませんよね。やっぱり、作って変えないと。

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