こんにちは。ビジネス出版部のからまるです。
石塚健司さんの『「特捜」崩壊 墜ちた最強捜査機関』の書評が、今日発売の「週刊新潮」の「TEMPO BOOKS」欄に掲載されています(106ページ)。それによると、、
――「紹介されるのは、98年に官僚6人が逮捕された「大蔵省・日銀接待汚職事件」の捜査と、08年に話題となった防衛コンサルタント・秋山直紀の逮捕劇だ。前者の事件では、捜査線上に検察官の名が挙がったことから、身内を庇うような不可解な動きが目立った。後者では、「フィクサー」と目された秋山から防衛利権を暴こうという当局の目論見が、あっけなく崩れ去っていく。その迷走ぶりは、信じがたいほどだ。(中略)司法の現場で長く取材してきた記者なればこその臨場感ある筆致が、本書の最大の持ち味だ」――
どうもありがとうございます!(ただし「官僚6人」とありますが、そのうち一人は日銀証券課長ですから「官僚」ではありませんよ)
この企画のきっかけになったのは、ここでも触れられているように、昨年、秋山直紀さんの『防衛疑獄』をからまるが出した縁で、逮捕勾留中の検察取り調べの詳細な様子を秋山さんが代理人弁護士だった元特捜検事の永野義一さんに宛てた手紙で綴り、その膨大な手紙を、秋山さんと永野弁護士を結びつけた石塚さんが入手していたのをからまるが知ったことです。
そこに描かれた取り調べの経緯は、素人のからまるが聞いても耳を疑うようなものでした。
担当検事は、何が何でも秋山さんに罪を認めさせようとでもいうのか、政治家への献金ルートの解明を念頭に置いたはずの逮捕だったのに、いくらでも解釈しようがある法人の金の出入りを脱税容疑に仕立てて、しかも秋山さんのひじょうに親しい人物の会社の重要クライアント(聞けば誰でも名前を知っている)の聴取をちらつかせて認めさせたというのです。![]()
そんな著名人が検察の事情聴取を受けたと知られれば、マスコミで蜂の巣をつついたような大騒ぎになってしまうのはわかりきったこと。これを恫喝と言わずして何と言うのでしょう。
むろん、これは秋山さんの主張ですが、その手紙の内容はじつに真に迫っていて、感情を揺さぶられます。この経緯はもっと広く知られるべきではないか。そう思った石塚さんの気持ちから、一気に書き上げられた本なのです。
写真は、昨日の紀伊国屋書店新宿本店さんの1階店頭の模様です。ホリエモンと鈴木宗男代議士に挟まれて、しっかり話題書として扱っていただきました。御礼申し上げます。

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